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SOMPOケア社長が考える、「在宅老人ホーム」で作る介護の未来像

 先ほどお話ししたように、介護サービスは人材確保が一番の課題です。その解決のために、介護サービスを「高齢者のお世話」というこれまでのイメージから「高齢者に生きていて良かったと実感していただく仕事」へと意識改革していく必要があると思います。より働きがいのある環境や待遇を整備していくことが重要です。

 もう1つは、デジタルツールやAI(人工知能)、センサー技術などを最大限に利活用し、自動運転車椅子や介助ロボット、事故を防ぐ見守りシステムなどを総稼働させていきます。それによって介護現場を支える人たちの負荷が極力軽減でき、我々も生産性を向上させていくことに繋がる。

 テクノロジーを効率的に活用しながら、人が人にしかできない介護に集中できる環境を整えたい。そして何よりも、介護サービスを受ける方々やご家族が、より安心感を持っていただけるようにしたいと考えています。

【プロフィール】
遠藤健(えんどう・けん)/1954年、東京都生まれ。1976年早稲田大学政治経済学部卒業後、安田火災海上保険(現・損害保険ジャパン)入社。自動車営業企画部長、専務執行役員、ジャパン保険サービス(現・損保ジャパンパートナーズ)社長などを経て、2015年12月より現職。

【聞き手】
河野圭祐(かわの・けいすけ)/1963年、静岡県生まれ。経済誌編集長を経て、2018年4月よりフリーとして活動。流通、食品、ホテル、不動産など幅広く取材。

※週刊ポスト2021年8月13日号

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