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SOMPOケア社長が考える、「在宅老人ホーム」で作る介護の未来像

担い手の環境改善も重要な課題(介護付きホーム「ラヴィーレ葉山」)

担い手の環境改善も重要な課題(介護付きホーム「ラヴィーレ葉山」)

 この研修施設には、実際の介護現場と同様の設備が忠実に再現されており、新人教育からベテラン社員研修まで実技や理論を学ぶことができます。「いつまでもこの会社で働きたくなる環境づくりと社員のスキルアップ」のために、弊社ではこの研修施設をフル活用しています。

 介護業界の年間平均離職率は約20%と非常に高い。10人採用したら2~3人辞めていくのが当たり前というのが実情でしたが、その努力もあって、弊社の全正社員離職率は11.4%です(2020年度実績)。これは他の業界の離職率とそう変わらない数字ですので、成果は十分出ていると思います。

 現在、介護は高い専門性と豊かな心、志によって高齢者の尊厳ある生活を支えるプロフェッショナルな職種であるということを、「介護プライド」という言葉で社内外に発信しています。昨年度、「介護プライド」を体現している象徴的な社員12名を「介護プライドマイスター」に任命し、その伝道師としての役割を担ってもらっています。

介助ロボットで現場の負担減

──SOMPOケアではどのような介護施設を展開している?

遠藤:主要ブランドは3つです。介護付きホームは月額費用約30万円程度からと高グレードの「ラヴィーレ」と、月額費用約20万円ほどからの「そんぽの家」。さらにサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の「そんぽの家S」があります。

 ただ、それだけで十分とは考えていません。2025年には団塊世代が75歳以上の後期高齢者となります。介護サービスのニーズはこれからさらに高まり、多様化していくでしょう。特に、在宅の介護サービスを受けたいという層が増えると見込んでいます。

 そこで現在、東京23区内で業界に先駆け「在宅老人ホーム」というサービスを展開しています。

──「在宅老人ホーム」とは?

遠藤:ご自宅で生活しながら、訪問介護や看護、家事支援や緊急時対応を24時間体制で365日フルサポートするサービスです。この方法なら、「最期まで自宅で暮らしたい」という方や「施設に入居させるのは抵抗がある」というご家族のご要望に応えながら、老人ホームと同等の介護サポートを提供することができます。

 介護保険サービスに加え、管理栄養士や看護師などの専門職による日常生活相談や外出などのレクリエーションなどを提供するコンシェルジュサービスも同時に展開していきたい。

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