家計

テレワークで中高年男性のファッション意識に変化 オシャレに目覚める人も

育てる楽しみもある「デニム」

育てる楽しみもある「デニム」

 コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたことにより、生活様式も変化している。特に自宅で仕事をするようになれば、日々の服装がカジュアルに変わったという人も多いだろうが、なかにはそこからオシャレに目覚めたという中高年男性もいるようだ。

 40代会社員の男性・中山さん(仮名)は、リモートワークになってスーツやジャケットを着る機会が激減した一人。「職場も、カジュアルOKの雰囲気になってきました」と言う。

「コロナ禍になる前は、基本的にスーツを着て通勤していたんですが、在宅になって、スーツもジャケットも全く着ない生活が続きました。そうしたら、もうスーツが堅苦しく感じるようになってしまい、今は会社に行くときもスーツはほとんど着ていません。ネクタイも締めませんね。職場には私と同じようにコロナ禍でスーツ着用をやめたという同僚も多く、いつのまにかかなりカジュアルな雰囲気になっています」(中山さん)

 リモートワークが増えた結果、おしゃれに目覚めたという人も。50代の男性会社員・北原さん(仮名)は、最近デニムにハマっているという。

「今までファッションにはまったく興味がなかったんです。平日は朝起きてパジャマからスーツに着替えて、帰ってきたら部屋着に着替えるという日々で、休日も妻が選んだ服を着るだけでした。でも、去年の自粛期間で、スーツ以外の私服を着る機会が増えて、ふといろいろな服を着てみようかと思い立ったんです。そういったタイミングで、ちょうどネットでアメカジ(アメリカンカジュアル)の動画を見つけて、これなら50歳を過ぎても楽しめそうだと思い、まずはデニムのジーンズを購入しました」(北原さん)

 北原さんは、それ以来ジーンズにハマっているという。

「履けば履くほど自分だけの色落ちに育っていくのが楽しいです。オシャレをするといっても、家で仕事をしているので誰に見せるわけではない。でも、デニムは“育てる”楽しみが大きいので、誰かに見せなくてもいいんです」(北原さん)

 お笑い芸人の東野幸治も『東野デニム』と題して、自身のYouTubeチャンネルでデニムを中心としたオシャレを楽しむ動画を公開している。

「東野さんの動画ももちろん観ていますし、参考にもしています。東野さんが動画でいろいろなアイテムを購入しているのを見て、私も同じようなアイテムを買っています」(北原さん)

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