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個人年金保険 月7000円の掛け金で実質年13%運用も可能

 なるほど。節税が目的なら月7000円(年8万4000円)の掛け金で充分ってわけね。じゃあ、最大控除を受けた場合、いくら戻るの?

「所得税で還付される金額は、その人の所得税率で決まります。所得税率は課税所得が195万円以下で5%、330万円以下で10%、695万円以下で20%です。例えば、所得税率20%の人が最大4万円の控除を使った場合、4万円の20%、8000円が現金で還付されます」

 ちょっとまって! その“課税所得”ってどう調べればいいの?

「“源泉徴収票”の給与所得の金額から所得控除額を差し引いた額が課税所得金額になります。ちなみに、住民税は、課税所得に関係なく控除額の10%が節税になり、最大2万8000円の控除なら、2800円が取り戻せます。ただし、こちらは翌年の住民税からの減額なので、給与所得者の場合は、手取りが少し増える形での還付になります」

 個人年金保険自体も年間8万4000円分の貯金になる上、所得税率20%なら所得税で8000円、住民税で2800円、合計1万800円を取り戻せるから、たしかに約13%の運用ができるって計算に。

 申請するだけで約1万円ゲットできるのか~。銀行に8万4000円預けても利息は年0.84円って考えると、確かにオイシイ。

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