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旅行業界ガリバーJTBの窮地 「Go To」では“戦犯”扱い、東京五輪も逆風に

 苦境に立たされるなかでトラブルにも直面している。

 JTBは五輪観戦と高級料理などの提供がパッケージになった「東京2020オリンピック公式ホスピタリティ パッケージ」という高額な“高付加価値チケット”を販売していたが、このチケットの払い戻しを巡って、購入者からは批判の声があがっている。

 66万円のチケットを購入したという会社経営者が憤る。

「個人向けの一般チケットは全部キャンセル料なしで払い戻されているのに、このチケットについては“コンサルティングフィー”の10%分は払い戻しできないというんです。でも、同じJTBの支店で同じチケットを買った友人2人に聞くと、全額返金されたと。なぜ相手によって対応が違うのか」

 この問題についてJTB広報室は「お客様との個々の契約になるため、回答は差し控える」と答えるのみだった。

※週刊ポスト2021年10月8日号

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