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コロナ禍でも「渋谷ハロウィン」 大騒ぎにうんざりする現地からの声

2020年ハロウィン当日の渋谷スクランブル交差点

2020年ハロウィン当日の渋谷スクランブル交差点

 コロナ禍以前は、ハロウィンに若者たちが東京・渋谷に集まり騒ぐ光景が毎年のように繰り広げられていた。昨年こそコロナ禍でその盛り上がりもトーンダウンしていたようだが、今年はどうなるか。新規感染者数も減少して、9月いっぱいで緊急事態宣言も終了。10月25日からは飲食店への時短営業も解除されていることから、人出の増加を懸念する声もあがっている。

 そうした状況下で、渋谷区では、ハロウィンの時期に集まらないよう自粛を呼びかけると同時に、路上での飲酒を制限するなどの対策を講じる予定だ。実際、渋谷のハロウィン騒ぎにウンザリしている人たちは少なくない。

2020年のハロウィン時の渋谷の警備の様子

2020年のハロウィン時の渋谷の警備の様子

「そもそもハロウィンは渋谷に集まって騒ぐ日ではありません。目が覚めてほしい気持ちでいっぱいです」

 そう苦笑するのは、渋谷駅から徒歩15分ほどの場所に住む、IT企業に勤務する30代男性・Aさんだ。過去のハロウィンのバカ騒ぎを振り返る。

「一番すごかった数年前は、交差点だけじゃなく、駅から伸びる道路にもギュウギュウに人がいました。東京以外のナンバーの車もよく来ていましたね。大体スピーカーを積んで、大音量で音楽を流していましたよ。『ハロウィン=渋谷で騒ぐ』みたいなイメージがついてしまっているから、地方とか、都心部から少し離れたところに住んでいる人たちが、『車で渋谷行こうぜ』みたいになったんですかね」(Aさん)

 Aさんは、盛り上がること自体は「嫌いではない」としながらも、ハロウィンを理由に渋谷にわざわざ集まり騒ぐ人たちに苦言を呈する。

「道路で仮装の撮影大会をしたり、スクランブル交差点をはしゃいで走り回ったりされると、通行に邪魔だなあという感じですかね……。道路は通行するところなんですよっていう(笑)。そんなに騒ぎたいなら、公園とかの広いスペースでまとめてやってほしいと思います」(Aさん)

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