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食品表示の読み方 「原料と添加物の区別」「賞味・消費期限の違い」他

栄養成分表示の見方(イメージ)

栄養成分表示の見方(イメージ)

 次に栄養成分表示だ。「生命維持や健康作りに必須の熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量が記載必須事項。なかでも以下の3つは重要です」(小林さん・以下同)。

【6】熱量は『100g当たり』『1個当たり』など基準がバラバラなので、購入時によく確認しておこう。

【7】「たんぱく質は高齢になると不足しがち。推奨摂取量は、1日に体重(kg)×1g以上とされています。豚肉なら100g当たり約14gなので、積極的に摂取を。商品選びで迷ったら、たんぱく質の多い方を選びましょう」

【8】「食塩相当量とは、食品に含まれるナトリウム量を食塩量に換算したもの。1日の食塩の摂取目安は、女性で6.5g未満、男性で7.5g未満。それを頭に入れて、商品を選んで」

生鮮品表示の見方は?

 肉や魚の原産地表示は、紛らわしいことが多い。

「たとえば牛肉には国産牛と和牛があり、国産牛は日本で3か月以上飼育された牛。海外生まれでも条件に合えば国産牛です。一方、和牛は品種名で、『黒毛』『褐毛(あか毛)』『無角』『日本短角種』の4種とそれらの交雑種のみが名乗れます。

 水産物は、水揚げされた水域(○○県沖など)を表示しますが、特定が困難な場合は、水揚げした漁港名や都道府県名でOK。もし、日本船がインド洋で漁獲した場合は『マグロ インド洋』のように水域(または水揚げした漁港名)を、外国船の場合は『マグロ 台湾産』と表示します」

【教えてくれたのは…】
『認定栄養ケア・ステーション けめとも』/食・栄養のプロである管理栄養士が所属する、地域密着型の拠点(東京都品川区)。乳幼児から高齢者まで、幅広く食支援を行う。小林千晴さんが所属。

※女性セブン2022年1月1日号

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