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2022年3月10日 16:00 マネーポストWEB
そんな下関氏が「戦前から伝わる由緒正しい浅草系のシュウマイを提供している」と言う一軒が、東京都・浅草駅から徒歩5分、創業90年の町中華『博雅』。夕方18時頃に訪問すると、店内では地元の常連客が瓶ビールやホッピーを傾けていた。
850円の「ラーメンセット」を注文すると、出てきたのはラーメンとライス、そしてシュウマイ。半チャーハンやギョーザをセットとして提供する店が一般的ななかで、シュウマイへのこだわりが感じられる。
こぶりなシュウマイを一口に頬張ると、豚肉のうまみと玉ねぎの甘み、それに皮の食感が渾然一体となったジューシーなうまみが口いっぱいに広がる。にんにくや香辛料のパンチに頼らない、上品な味わいが印象的だ。
女将の石塚純子さんに話を聞くと、「シュウマイを注文されるお客さんは増えていますね」と話してくれた。
「いつもランチに食べに来てくれているお客さんが、追加で単品のシュウマイを頼んでくださったりして。それでああ、ブームなんだなと感じます。
ウチは3年前の代替わりで夫が4代目の店主になったんですが、夫は90年の歴史ある厨房を預かることに当時プレッシャーを感じていました。そんなとき、昭和初期の三社祭りの写真が出てきたんです。そこに『博雅のシュウマイ』と書かれた看板が映っていて。それを見て『原点に返って、改めてシュウマイを売り出していこう』となりました。
レシピもほとんど残っていないなかで、代々受け継がれた味を先代と確認しながら作っているので、それを今の人に喜んでもらえるのは嬉しい限りです」
シュウマイブームはどこまで広がるか。
当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。
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