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【ドル円週間見通し】ドル高円安基調は続くか 日本のCPI発表にも注目

・4月18日-22日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。
○(中)1-3月期国内総生産 18日(月)午前11時発表予定
・予想は、前年比+4.3%
 コロナ感染者数の増加による活動制限の強化、さえない個人消費、不動産市場における、住宅需要の伸び悩みなどを考慮すると1-3月期における中国経済は減速傾向にあるため、経済成長率は昨年10-12月期を大幅に上回る可能性は低いとみられる。

○(日)3月貿易収支 20日(水)午前8時50分発表予定
・予想は、-374億円
 参考となる3月上中旬分の貿易収支は-483億円。輸入額が前年同期比+26.8%を記録し、貿易収支は赤字となった。前年同期の貿易収支は+2365億円。2021年4月の貿易収支は最終的に+2268億円となったが、今年4月については貿易赤字となる可能性がある。

○(欧)2月ユーロ圏鉱工業生産 20日(水)午後6時発表予定
・予想は前月比+0.7%
 1月実績は前月比横ばい。品目別では、衣料などの非耐久消費財の生産が増加したものの、耐久消費財、鉄鋼などの中間財、機械などの資本財は軒並み減少した。2月については耐久消費財、資本財の生産は多少持ち直している可能性があるものの、生産活動は活発ではないため、全体的には小幅な増加にとどまる可能性がある。

○(米)4月S&Pグローバルサービス業PMI 22日(金)午後10時45分発表予定
・予想は、58.0
 参考となる3月実績は8カ月ぶりの高水準。飲食・宿泊のサービス需要が持ち直していることが要因。4月についても、コロナ関連の規制緩和の恩恵を受けているセクターにおける景況感はまずまず良好とみられる。ただし、金利上昇や高インフレの影響は無視できないため、4月の数値は3月実績を若干下回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・18日(月):(中)3月鉱工業生産、(中)3月小売売上高
・19日(火):(米)3月住宅着工件数
・20日(水):(米)3月中古住宅販売件数
・21日(木):(米)3月景気先行指数
・22日(金):(欧)4月ユーロ圏S&Pグローバル製造業PMI、(米)4月S&Pグローバル製造業PMI

【予想レンジ】
・125円50銭-127円50銭

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