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iPod touch販売終了で「代替機をどうすれば?」ユーザーたちの切実な悩み

iPod nanoを披露するスティーブ・ジョブズ氏(2005年。時事通信フォト)

iPod nanoを披露するスティーブ・ジョブズ氏(2005年。時事通信フォト)

Androidユーザー、低価格のiPhone SEを代替に?

 Androidユーザーにも困惑が広がっているようだ。人材紹介会社に勤務する40代男性・Bさんは、iPod nano(2015)を使っている。

「iPodがなくなるなんて……。iTunesで音楽の管理、購入もしていただけにショックです。スマホ登場以前からiPod を使っていたので、AndroidユーザーでもiPodを愛用しています。今使っているiPod nanoは16GBしか容量がありませんが、むしろそれでいいくらい。スマホにたくさん入れるより、その時々で自分で厳選したお気に入りの音楽を持ち歩きたいというこだわりがあります。そういう感覚を大事にしたいんです」(Bさん)

 BさんはSonyのウォークマンへの移行も考えているが、「ハードルが高い気がする」という。

「iTunesで買った曲の一部は著作権の関係で移せないようなので、厳密に言えば、iPodの代替品にはならない。iPod touchに買い替えて、それが壊れたら低価格のiPhone SEを購入するという戦略がいいですかね?」(Bさん)

 特定アーティストの専用端末に使っているという人もいる。iPod touch(2019)を愛用中だという商社勤務の20代男性・Cさんは、サブスク時代でもiPodの必要性をこう語る。

「サブスクをどこでも聴きたければiPhoneが1台あればいい。でも、僕が好きな男性アイドルや女性アイドルの中には、サブスクに対応していないアーティストも多いので、CD音源を取り込む必要があります。そうした曲を聴くためにiPod touchをずっと使ってきたのですが、まさか販売終了になるなんて……。今のiPod touchが故障したら、古いiPhoneを引っ張り出す感じになって、iPhoneの2台持ちにするしかないかなあ」(Cさん)

 iPod touch販売終了で、将来の代替機を不安視する人も少なくない様子。iPodユーザーにとっては悩ましい問題となっているようだ。

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