マンションやアパートなどの不動産物件の清掃なら1件あたり2000~4000円で、30~120分程度で完了。不動産物件撮影なら30分以内で1000~2000円。店舗調査や商品陳列、墓参り代行などもあり、いずれも1日や数日で完了、時間は数時間以内のものだ。
「就職活動をして面接を受け、社員やパート、アルバイトとして採用されるのは難しいと考えている人でも、短期の業務委託などのプチ副業で収入を得るのは意外と簡単です。今年に入っての家計の負担増を相殺するなら、すきま時間で仕事をするだけで可能かもしれません」
この先もさらに物価が高騰することを考えると、節約だけで家計をやりくりするには限界がある。給与が上がる前に疲弊してしまうだろう。それよりも、すきま時間を有効に活用しながら収入に結びつける方法を探してはいかがだろうか。
本業以外で収入を増やすなら?
主婦・主夫たちが、本業以外で家計のために収入を増やすとしたら、どのような手段を考えているのか。以下、上位5項目を具体的に見てみよう。
【*『しゅふJOB総研』が「家計と収入の増やし方2022年」をテーマに就労志向の主婦・主夫計520名へ行ったアンケート結果(期間は2021年11月17~24日。複数回答。「割合」は、全回答者中、その項目を挙げた人数の割合を示す)。「本業以外で家計のために収入を増やすとしたら?」の問いに対する回答】
【1位】ポイントをためる…41.9%
クレジットカード・QRコード決済・ポイントサイト・アプリなどを使って、買い物をする際にポイントをためる。ウオーキングやアンケート回答などでポイントがたまるアプリもある。
【2位】副業(長期や短期の業務委託、請負契約)…41.2%
テレフォンオペレーターや弁当配達、家事代行など、雇用契約を結ばずに業務を請け負い、その成果物に対して報酬を受ける仕事。働く時間を自分で決められるなど自由度が高い。
【3位】中古品など所有物を売る…36.9%
メルカリやブックオフなどを通じて、手持ちのものを売ることで収入を得る。不用品としてただ捨てるだけでは0円だが、古いおもちゃなど数百円から数万円で売れるものもある。
【4位】副業(雇用契約)…32.9%
アルバイトやパートなど、会社と労働契約を結んで働く。労働時間が決められているため業務委託に比べて自由度は低いが、労働基準法の保護があるという安心感をもてる。
【5位】金融商品の売買…25.8%
株、投資信託、通貨などの金融商品を運用して利益を得る。投資なのでリスクはあるが、ハイリターンも期待できる。100円からの少額投資や、Tポイントなどでのポイント投資もある。
※女性セブン2022年6月9日号