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省スペース、連れて歩ける…推し活グッズとして「アクスタ」が人気化する理由

推しを「連れて歩ける」楽しさも

推しを「連れて歩ける」楽しさも

推しを「連れて歩ける」のがうれしい

 金融機関に勤める20代女性・Bさんは、アイドルグループに推しはいても、グッズを集めるほどではないというタイプだったが、今はアクスタだけは買うようになった。

「推しが出ているドラマや映画、YouTubeは必ず見ますし、雑誌やCDやBlu-rayは買うけれど、グッズまではいいかな……というスタンスでした。ある時、学生時代の友人に会った時、推しのアクスタを持っていて、カフェなどで、一緒に写真を撮っていました。その楽しそうな姿を見て、めちゃくちゃうらやましくなったんです」(Bさん)

 その後、Bさんは友人からBさん推しのアクスタをプレゼントされ、その魅力に気がついたという。

「飲食店に入った時、推しのアクスタを入れてメニューを撮影するだけで世界が変わる。連れて歩けば、それこそデートしている気分になれます(笑)。女子高生のいとこも、修学旅行にアクスタを持って行き、『○○くんと思い出作るんだー』と楽しそうでした。子供時代で言うところのぬいぐるみや、人形遊びの進化系なのかもしれません。

 私が友人にもらったアクスタは、1個2000円ほどのもので、最初は『これに2000円!?』と驚きましたが、よく考えたら、タレントさんの写真なんて、ぶっちゃけ焼き増ししただけの紙なのに、100円以上する。価格については、だんだん“そんなものか”という感覚になってきました」(Bさん)

アクスタは「“ゆるオタ”するのにちょうどいい」

 大学生の20代男性・Cさんは、アクスタ1枚で“ゆるいオタク”になれることに魅力を感じている。

「時間もお金も限られている中で、推しのために数万円のガチャを引いたり、グッズをコンプリートしたりするのは無理だし、イベントに参加するのもなかなか難しい。シールや缶バッジ、キーホルダーは付けるのがちょっと気恥ずかしいし、最近よくもらうクリアファイルは、使いづらいし飾れない。ポストカードも、使わないし案外飾りにくい。そしてクリアファイルもポストカードも、ファイルに入れて保管してしまうと、一生見なくなる可能性があります(笑)。

 でも、推しのアクスタを携帯すれば、どこにいても眺められ、癒されます。そもそもどこかに“付ける”ものではないので、普段はカバンの中に入れておけるのもいい。教室で、机の上に出していることもあります。アクスタって、これまでガチなグッズは買わなかったり、買えなかったりした層が、手を出しやすい。“ゆるオタ”するのにちょうどいいんですよね」(Cさん)

 もちろんどんなグッズでも推し活はできるだろうが、なかでも「家で飾ることもでき、連れて歩くこともできる」アクスタの魅力に気づく人たちが増えている様子。今後、推し活グッズとしてますますその存在感を高めていくのではないだろうか。

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