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寂しくなんかないもん!「一人遊園地」愛好家たちが語るその醍醐味

日本最北端の観覧車がある遊園地「ファミリー愛ランドYOU」(写真:イメージマート)

日本最北端の観覧車がある遊園地「ファミリー愛ランドYOU」(写真:イメージマート)

仕事の息抜きに「スーパー銭湯に行くようなもの」

 IT企業に勤める30代男性・Bさんは、「一人遊園地」が、生活の質を上げる欠かせないものになった。きっかけは、仕事で思い悩んでいた時、立ち寄った都市型遊園地だった。

「取引先との交渉がうまくいかず、なんとなく重たい気分の日が続いていた時、帰社時になんとなく東京ドームシティにある遊園地(東京ドームアトラクションズ)にふらっと寄ったんです。誰かと一緒じゃないと遊園地は楽しめないと思い込んでいましたが、一人で観覧車とジェットコースターを堪能。もともとアトラクションが好きだったので、良い息抜きになりました。ここは入場料がなく、乗りたいアトラクションのチケットを買って、乗ったらすぐに帰ることができるので、『一人遊園地』初心者におすすめです」(Bさん)

 以来、Bさんは別の遊園地に出かけることも増えていったという。その醍醐味は何なのか。

「やっぱり息抜きですかね。家と職場の往復だけで、うまく息抜きができない毎日を過ごしていましたが、サクッと一人で遊園地に行くという息抜きをおぼえました。遊園地って、“気合いを入れて行く一日仕事”だと思っていましたが、都市型なら午後からとか、数時間とか、気軽に行くのもアリですよね。会社帰りや休日に、スーパー銭湯に行くようなものです(笑)」(Bさん)

一人で楽しむ“遊園地メシ”

 遊園地の飲食店の利用がメインという人もいるようだ。サービス業に従事する20代女性・Cさんは、「私は一人っ子ということもあってか、『一人○○』にそもそもあまり抵抗感がなかった」と笑う。大人になってからは、一人で遊園地にも足を運ぶようになった。

「子供の頃、親と一緒に遊園地に行っても、『お母さんが下から見ててあげるから、一人で行ってきな』と言われ、アトラクションはいつも一人乗りでした。それでも食事は一緒に食べられたので、私にとって『遊園地=食事』のイメージが強いんです。

 目的が飲食なので、一人旅したついでに立ち寄る観光スポットとして、遊園地を利用することもあります。楽しんでいる人たちを見ながらご飯を食べるのは、案外いい気分転換になるんですよ。“遊園地メシ”は出店数も多いので、フードコート感覚で楽しんでいます」(Cさん)

「一人○○」の中でも、ちょっとハードルが高そうに見える「一人遊園地」だが、実際に挑戦してみると、その楽しさにハマってしまう人も多いかもしれない?

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