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餃子の王将、今年2度目の値上げで求められる“安さ”以外の個性 「ジャストサイズメニュー」に注目する愛好家も

バリエーションを楽しめるジャストサイズメニュー

 家族でよく王将を利用するのは、神奈川県在住の自営業Bさん(30代男性)だ。Bさんは、“ジャストサイズメニュー”をよく頼むという。

「妻と小学生の子供2人とよく王将に行きます。みんなでいろいろなメニューを食べたいので、ジャストサイズメニューで3~4品ほと頼むことが多いです。子供たちは、まだそんなに量が食べられないので、ジャストサイズメニューくらいで丁度いい。むしろジャストサイズメニューがあるから、王将に行くとも言えます」(Bさん)

 ジャストサイズメニューとは、通常もメニューよりも量が少なく、値段も安いメニューのこと。たとえば、餃子であれば通常6個で286円(値上げ前、関東)が、ジャストサイズメニューだと3個で154円(同)となる。

「ボリューム的・コスパ的には、1人前を頼んだほうがお得ではありますが、バリエーションを手軽に楽しめるのはジャストサイズメニューの大きなメリット。300円前後の“おつまみ”だと考えれば、それなりにリーズナブルだと言えるでしょう。居酒屋利用にも対応できるし、家族利用にも対応できるという点で、王将のジャストサイズメニューは重要な存在だと思います」(小浦氏)

 値上げが続く餃子の王将だが、愛好家たちはそれぞれの楽しみ方を模索している。そういったなかから、餃子の王将の新たな個性が見いだされていくのかもしれない。(了)

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