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家計

無意識浪費を防ぐ銀行口座の活用術 生活費と貯蓄は2つの口座に分けて管理を

銀行口座の使い分けが浪費対策に(イメージ)

銀行口座の使い分けが浪費対策に(イメージ)

 毎日、貯蓄しようと頑張っていても、お金が一向に増えない人がいる。そんな人は毎日、無意識のうちに「浪費」を続けているのかもしれない。

 そもそも、無意識浪費が多い人は、貯蓄はお金を使った後に残った分だけを貯めるものだと考え、「先取り貯蓄」ができずに失敗していることが多いという。ファイナンシャルプランナーの大野高志さんが言う。

「毎月の収入から先取り貯蓄をしなければ、お金を貯めるのは難しいでしょう。“収入の2割”など、毎月の貯蓄額を固定して、貯蓄用口座などによけておくといい」

 この「貯蓄用口座」を持っているか否かは、お金を貯められるかどうかを大きく左右する。大野さんは、生活費と貯蓄を1つの口座に入れてはいけないと語る。

「使うお金と貯めるお金を一緒にしておくと、預金残高に余裕があるように錯覚してしまうので、せめてこの2つは口座を分けて管理してほしい。その上で『教育費用』『老後資金用』などと、目的別に分けるのがおすすめです。貯蓄用には、預金口座だけでなく証券口座、節税にもなるつみたてNISA口座、iDeCo口座などを使ってもいいでしょう」(大野さん)

 過去に開設したままほったらかしの口座を使ってもいいが、金利が下がっているため、どうせなら金利が高くポイ活にも使えるネット銀行を新たに開設するのがいい。

 一部のネット銀行では、定期預金金利が0.1~0.2%ほど。メガバンクの定期預金金利が0.002%のため、100倍近い差があるということになる。

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