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SDGsを意識、SNSに移行… 「年賀状じまい」の“言い訳”文面にモヤモヤする人たち

もったいなくて捨てられない!子どもの手書きの年賀状

もったいなくて捨てられない!子どもの手書きの年賀状

よくある「SNSに移行します」パターン

 40代女性・Bさん(商社勤務)は昨年、年賀状だけのやりとりで、長らく会っていない知り合いからこんな文面の年賀状を受け取った。

〈昨今、葉書を使った挨拶を卒業する人が増えているため、誠に勝手ながら私も、今後は交流の場をSNSに移行することにいたしました。挨拶の形は変わっても、これまで通りお付き合いできればと思います〉

 Bさんは、こうした文面を「よくあるパターン」だとしたうえで、苦笑する。

「まず、卒業する人が増えているから自分も、とわざわざ説明するのはどうなのか。自分の都合じゃないと言いたいだけでしょ? あと、SNSに移すのはもちろん自由ですが、私は彼女とSNSでやり取りする気はないと内心思いました。そのうえでIDが書いてあったのですが、結局『連絡ちょうだいね』ということです。

 でも、SNSで年に一回だけの挨拶って、むしろめちゃくちゃやりにくい。結局私も年賀状を送るのをやめ、通知されたSNSは放置したままです」(Bさん)

 20代女性・Cさん(IT企業勤務)は、「年賀状を最後に送ったのは、高校生の頃」だが、わざわざ「年賀状じまい」を宣言する感覚がわからないという。

「大人になると、年賀状をもらっても、メールやLINEで、『届いたよ、ありがとう! 今年もよろしくね』って返して終了です。返事をしないでいるとだんだん届かなくなるものだし、来なくなったら『やめたのかな』くらいにしか思わないです」(Cさん)

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