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コスプレパーティー開催で1回10万円の稼ぎも 主婦が手掛けるインバウンドビジネス

外国人旅行者向けに様々なビジネスが展開されている(イメージ)

外国人旅行者向けに様々なビジネスが展開されている(イメージ)

 円安と脱コロナが進む中で、インバウンド需要が回復。中国では出入国制限が解除され、春節には多くの中国人観光客が日本にやってくることも予想される。

 インバウンド需要で観光業界が潤うのはもちろんだが、一般の人々もうまく稼ぐ方法はある。民泊用に自宅の部屋を提供したり、観光客向けのガイドをしたりすることで、収入を得ることもできるだろう。また、外国人旅行者向けに日本食の料理教室を開くなどのケースもあるという。

和風小物の販売で月30万円の利益

 外国人旅行者向けビジネスとしては、趣味も立派な稼ぎになるという。

「私は主婦コスプレーヤーで、コスプレ仲間にも協力してもらって、外国人旅行者向けにコスプレパーティーを開いています。パーティースペースを借り切って、アニメを上映しながら歌ったり、踊ったり。コスプレにこだわらず、アニメ談議に花を咲かせることもありますね」

 そう話すのは愛知県在住のAさん(42才)。会費は2時間1万円で、1回あたり最低でも10万円の儲けが出るというから驚きだ。

 Aさんの友人Bさん(43才女性)は、大学時代に写真部だった経験を生かし、撮影会を開催。

「コロナ禍でつぶれてしまった日本庭園のある実家の旅館を利用して、外国人観光客専用の撮影会をしています。倒産した結婚式場から引き取った十二単や打ち掛け、Aさんの協力でアニメのコスチュームも用意してあります。会場費だけなら2時間3000円。私が撮影した写真はその場でパソコンで確認してもらい、1画像500円でデータを販売しています」

 写真の腕前はツアーガイドとしても生かすことができる。「ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんは「名所を回りながら参加者の写真を撮れば、付加価値があります」と話す。

 栃木県のCさん(58才女性)のような例も。

「子供のために、古民家で折り紙やお手玉など“日本の遊び教室”を開いています。使ったおもちゃはすべてプレゼントし、同行の大人には抹茶とお菓子を提供。1回2000円ですが、1300円くらいは儲けになります」

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