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相続の節税テクニック 現金を不動産に変えて評価額を下げる「不動産小口化商品」の活用法

相続の裏ワザ【2】プロも驚く不動産小口化商品の節税効果

「現金をそのまま相続するよりも、不動産に変えて相続すると評価額が安くなる」というのも重要なポイントだ。

 五十嵐氏は「近年、注目されているのが不動産小口化商品です」と話す。

 少額のお金で都心部など一等地にある不動産を買えるように小口化された商品のことを指す。数十億円もするような都心のオフィスビルなどの物件が1口100万~1000万円程度に細分化されて購入できるのだ。

「実際の市場価値と、相続財産としての価値である相続税路線価に大きな差があるところを業者が探して商品化しています。物件によっては相続税路線価が市場価格の8割減になっているところもあります。不動産小口化商品として相続した後で売却すれば、大きな節税になる。ただし、これは投資になるので商品の収益性を見極める必要があるし、節税効果が大きいので今後、当局から規制対象とならないか注意が必要です」(五十嵐氏)

 ルールをしっかり把握したうえで、やるべき対策を考えておきたい。

※週刊ポスト2023年2月3日号

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