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「嘘つきやがって、このやろう!」“闇バイト募集”に連絡したジャーナリストが受けた“恫喝電話”の中身

 今回のやり取りからわかるように、若い子がお金に困って、もしSNS上の募集に安易に電話をかけてしまい、恫喝口調で話されれば、詐欺や受け子などの仕事をさせるように仕向けられることでしょう。たいてい、リクルーターと呼ばれる人は、特殊詐欺の経験が長い人が多く、口が達者で電話をかけた相手の気持ちを誘導するのも上手いので、絶対に連絡をとってはいけません。

 今回の一連の出来事は、ノートのメモと当時の記憶で書いています。もしかすると、詐欺だけでなく、男は強盗関連の話もしていたかもしれませんが、その記憶が確かではないので、今回は省きました。鮮明に覚えている、素行の悪い相手との言葉のやりとりの部分だけをお伝えしました。

【プロフィール】
多田文明(ただ・ふみあき)/詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。『ついていったらこうなった』(彩図社)はテレビ番組化。また、旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)。

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