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「異次元の少子化対策」に立ちはだかる“結婚の壁” 婚活がうまくいかない人に共通する結婚観とは

婚活では「自分の価値観」が足枷になるケースも(イメージ)

婚活では「自分の価値観」が足枷になるケースも(イメージ)

 婚活にかける時間の余裕がどれくらいあるかや、自身の性格に応じて婚活方法を選ぶ必要がありそうだ。しかし、いずれの婚活ツールを使うにせよ、ズルズルと続けていては、結果が出ないまま時間とお金を浪費することになる。

「相談者の方には、『1~2年の間で結婚を決める』と決意して婚活を最優先にすることを強くお勧めしています。婚活がずっと続くわけではないのだから、その間は趣味に使うお金や時間を婚活に集中させること。この時期は『異性に好かれる服しか買わないのだ』というぐらいの覚悟でやっていくと、早めに婚活から卒業できるはずです」

婚活では「誠実さ」が裏目に出ることもある

 ただ、どんな婚活ツールを使ってもうまくいかない人はいる。そこには「共通する結婚観」があるという。

「“自分が幸せになれる相手を探している人”は結婚が遅れます。愛情にしてもお金にしても自分が“してもらう”ことを基本にして相手を見ているので、理想も高くなります。

 女性の場合は、相手の年収や仕事ばかりを気にし、これくらいのレベルの生活をしたいと考えているし、男性の場合は、食事をつくってもらいたい、出産育児してほしいと考えている。どちらも“自分が相手に何かしてあげる”ということをあまり考えていないのです」

 こうした人に対しては、「結婚とは与え合うもの。お互いが努力して相手と一緒に幸せになるもの」などとアドバイスするのだという。結婚相談所からも同様の忠告という名の教育・指導が入るらしい。

 結婚相談所に安くないお金を支払っている以上、相応の対価を求めようとして理想が高くなってしまうのかもしれないが、こうした忠告を受け入れられずに「自分の価値観を否定された」と心が折れてしまう人は、結婚は遠ざかってしまうようだ。

 また、結婚には誠実さが大事だとよく言われるが、それが裏目に出ることもある。

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