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日本シリーズ敗退の阪神グッズの売れ行き「日本一達成の2023年」と大違い! 公式グッズショップは閑散とし、リーグ優勝記念グッズの売れ行きも下火に

惜しくも日本一を逃した藤川球児監督(左、時事通信フォト)、阪神の公式グッズショップ「ALPS」(右)

惜しくも日本一を逃した藤川球児監督(左、時事通信フォト)、阪神の公式グッズショップ「ALPS」(右)

 日本シリーズの終了から一夜明けた10月31日、大阪・梅田の阪神百貨店本店では「阪神タイガースご声援感謝セール」が行なわれ、球団マスコットの“トラッキー”も登場。セール品を買い求める阪神ファンでごった返した。関係者によればリーグ優勝と同規模の感謝(残念)セールだというが、やはり日本一を逃した影響は大きそうだ。グッズ製造業者が言う。

「阪神がリーグ優勝した翌日(9月8日)から阪神百貨店はじめ、阪急オアシスやイズミヤなど関西のスーパーでも“リーグ優勝セール”が行なわれ、その2週間後に販売された“リーグ優勝記念グッズ”にはファンが殺到した。9月24日から甲子園球場前のチームショップ『ALPS』などで販売されたが、今シーズンは2位以下を大きく引き離しての独走態勢でのリーグ優勝ということで、グッズ製造に十分な時間をかけることができた。

 そのため優勝グッズのアイテム数も2023年より多く、176万円の純金製優勝記念メダルやダイヤモンド7石入り宝飾ペンダントまで登場。リーグ優勝による経済効果は2023年を上回ると試算されていた」

 ただ、38年ぶりの日本一に輝いた2023年は、日本シリーズ終了後に販売された日本一記念グッズの売れ行きが凄まじかった。阪神百貨店本店で11月18日から日本一の記念グッズの販売が始まると開店前から2800人が行列を作り、10日以上経過した平日でも100人以上が開店から閉店まで並んだ。聖地・甲子園球場前の公式ショップ「ALPS」と「DUGOUT」では11月21日から記念グッズが販売されたが、公式ショップでしか買えない限定商品目当てに開店前に長蛇の列ができた。

次のページ:リーグ優勝の記念グッズの売れ行きにも影響
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