億り人・羽根氏が先回り投資向きと見る注目銘柄とは(写真・イメージマート)
株を持っているだけで配当や株主優待がもらえる銘柄は個人投資家から根強い人気がある。株価が高値圏にあっても安定したリターンが期待できるからだ。しかし、あえて配当や優待を受け取らずに値上がり益を狙う「先回り投資」を実践する投資家がいる。投資歴30年超の億り人・羽根英樹氏に、多くの投資家が簡単に真似できる、先回り投資に適した銘柄を紹介してもらった。
羽根氏は、特有のイベントで発生する値動きの特徴を利用して利益をあげる「イベント投資」を得意とする。そのうちの一つが、配当や優待が人気の銘柄を先行して買い、受け取る権利が発生する日に向けて株価が上昇したところで売り抜ける「先回り投資」だ。羽根氏が解説する。
「過去の株主優待銘柄のデータを見ていくと、魅力的な優待のある銘柄はおおむね権利確定日の40営業日前(1か月半程度前)から株価が値上がりする傾向が見られます。したがって、40営業日前を目安に買っていけばいいと思います」(以下、「」内コメントは羽根氏)
権利確定日の40営業日前を目安に仕込むという観点から、今回は2026年1~2月に権利確定日を迎える銘柄をピックアップしてもらった。羽根氏は独自に、権利確定日の40営業日前に買って権利確定日に売った場合という条件で得られた値上がり益を5年分検証。5年(年2回×5年=10回)の平均利益率(株価上昇率)を算出したうえで、“実績”のある4銘柄を挙げた。
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【プロフィール】
羽根英樹(はね・ひでき)/投資歴30年以上のベテラントレーダー。関連する銘柄の売りと買いを同時におこなって利益を得る「サヤ取り」で資産を築き、「サヤ取り入門」(パンローリング、のちに増補版も)を上梓。需給のゆがみを利用した投資を得意とする。セミナー講師として投資に関する情報発信も手掛ける。著書に『イベントドリブントレード入門 価格変動の要因分析から導く出口戦略』(パンローリング)などがある。
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