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中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

「結婚当時は同じぐらいの稼ぎだったけど…」妻は年収2000万円超、夫は400万円、結婚後に夫婦間の収入格差が出てきた時、それでも相手と一緒にいられるか

夫婦間の収入格差が生活にどう影響していくのか(イメージ)

夫婦間の収入格差が生活にどう影響していくのか(イメージ)

「結婚相手を選ぶときは、金銭感覚が一致しているかが大切」とはよく言ったものである。金銭感覚の違いは、時として人間関係を破綻させてしまいかねないが、人間の価値観は変わるもの。結婚後に、感覚の違いが大きくなるケースだって起こり得る。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が報告する。

 * * *
 夫婦のどちらもが稼いでいるなら、個人の飲食や遊興費はそれぞれが払うというケースも多いと思いますが、問題は一緒に行動をする時です。私の知り合いに、“友達夫婦”のように仲良く暮らしていたものの、金銭感覚のギャップが大きくなり、ついに関係が破綻しそうな夫婦がいます。

 夫が妻より10歳年上で、15年前の結婚当時妻が30代、夫は40代。妻は外資系に勤める会社員、夫は自分で事業を行う経営者でした。結婚報告とともに2ショット写真をもらったのですが、美男美女、どちらもバリバリと仕事をしていて、年収は双方1000万超え。なんとも華やかなカップルだなあ、と思ったものです。

 2人とも旅行好きで、そうしたところから意気投合したようですが、とにかく「食」に関する妻の執念と金遣いがすさまじいのですよ。

 どのぐらい凄いかというと、5万円の寿司を食べに東京から北海道まで出かけるなんていうのは朝飯前。彼女にとって、「食べたいもの」がある場所への移動は何の苦にもならないのです。ちなみになるべく最短・快適に現地へ到着したいため、新幹線はグリーン席、航空料金もいくらかかろうが意に介さず、なんでもない平日1回の食事に移動や宿泊込みで10万円かけることもザラ。いわく、「食ぐらいしかお金をかけるところがない」と言い、晩御飯はほとんど外食です。

 夫は夫で、結婚前はそうした彼女の行動に「好きにすれば」というスタンスのもと、「彼女が喜ぶなら」と付き合っていたのが、生活をともにするようになると、さすがに目に余るようになった。そこに拍車をかけたのが、彼女はどんどん出世して収入がうなぎのぼりになり、ますます金に糸目をつけなくなってきたことでした。

 彼のほうは結婚7年目ぐらいから事業がうまくいかず、現在はほそぼそと派遣社員で働く生活です。推察する限り、年収にして彼女は今や2000万円以上、彼のほうは400万円といった感じでしょうか。結婚後に収入格差がめちゃくちゃ開いてきた。今や夫のほうはもう60歳手前に差し掛かり、「そこそこ暮らしていけたらいいな」なんて思っているのに、妻のグルメ活動はヒートアップするばかり……。

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