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藤川里絵「さあ、投資を始めよう!」

「ねんきん定期便のチェック」は老後資金不安を解消する第一歩 50歳未満・以上で異なる記載金額の意味 ねんきんネットなら将来の年金受給額シミュレーションも手軽に

ねんきん定期便で将来の年金額を確認してみよう

ねんきん定期便で将来の年金額を確認してみよう

 老後資金について不安がある人も多いだろう。そのため、投資で老後に備えている場合もあるかもしれない。ただ、将来の年金額を確認したうえで、どれだけ足りないかを逆算し冷静に判断したほうがよさそうだ。『世界一楽しい!会社四季報の読み方』などの著書がある個人投資家で株式投資講師・藤川里絵さんが解説するシリーズ「さあ、投資を始めよう!」。第176回は、「ねんきん定期便」について。

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「老後の資金、足りるかな……」と、夜中にふと不安に襲われることはありませんか? その不安の正体は、実は「金額が少ないこと」ではなく、単に「いくら貰えるか知らないこと」かもしれません。これは健康診断と同じです。病気が見つかったら怖いからという理由で健康診断を避ける人がいますが、早期発見できれば大ごとにならずに済む病気はたくさんあります。老後の資金についても、いくらくらい足りないと目処がたっていれば、早めの対策が取れます。そのためにもまだ一度も確認したことない人は、ぜひ年金額を確認してみましょう!

ねんきん定期便を確認する注意点

 まずは、毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」の数字を確認しましょう。じつは年金定期便に記載されている年金額は、50歳未満か、50歳以上かで金額の意味が違います。50歳未満の方は、これまでの実績で計算されています。つまり、今、この瞬間、会社を辞めて保険料の支払いをやめた場合にもらえる金額です。そのため、かなりもらえる額が少なく感じるでしょう。あくまでもこれは実績なので安心してください。

 一方、50歳以上の方は、見込み額が表記されています。今の年収のまま60歳まで働き続けた場合にもらえる額なので、比較的リアルな数字に近くなります。

 ねんきん定期便で必ずチェックしたいのは、これまでの加入実績(月数)です。120ヶ月(10年)を超えているかどうか、120ヶ月は受給資格が得られる最低期間で、これを1ヶ月でも足りなければ年金は1円も受け取ることができません。このまま60歳まで年金を払い続けても10年に満たない場合でも、諦めるのは早計です。60歳から65歳(場合によっては70歳)まで、自分から保険料を払って10年の条件を満たすまで「期間の延長」が認められています。また、70歳までは厚生年金に加入して働けるため、働きながら受給資格期間を延ばすことも可能です。

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