億り人も実践するIPO投資の魅力とは(写真:イメージマート)
自民党が歴史的大勝を果たした総選挙の結果を受け、相場には猛烈な風が吹いた。積極財政を掲げる高市政権への期待から日経平均株価は大幅に上昇し、連日最高値を更新。そんな株高ムードで追い風を受けるのが新規上場株だという。直近では上場後、1年足らずで10倍株を達成した銘柄もあるほどの賑わいを見せている。次なる「お宝株」はどれか。新規上場株への投資で財を成した凄腕の投資家たちに注目の銘柄を聞いた。【全文】
「もうやめられない魅力があります」
2024年12月に新規上場(IPO)した半導体メモリ大手のキオクシアホールディングスは2025年11月、上場から1年足らずでテンバガー(10倍株)を達成。今年に入ってからも高値を更新している。
特有のイベントで発生する値動きで利益をあげる「イベント投資」を得意とする億り人の羽根英樹氏はこう見る。
「IPO直後の初値が売り出した際の公開価格(公募価格)を下回ったように、当初はキオクシアHDへの市場の期待は薄かった。ところが、世界的な半導体ブームによるメモリ価格の急騰で、低い状態にあった“発射台”から爆発的な上昇につながりました」
IPO投資の魅力はまず、「新規上場前の公開価格」で買えるところにあると羽根氏は言う。
「通常の株取引と異なり、企業の資金調達に直接加わることになります。投資リスクは高いと考えられるため、上場後に想定される株価より20~30%ほど割安に設定された公開価格で手に入れることも可能です。申し込みは抽選が多くて狭き門ですが、入手して上場後の初値で売れば、かなりの確率で利益が見込めるのが大きな魅力と言えます」
特に、現在のような“高市バブル”と呼ぶべき株高局面は「投資意欲の高まりで、IPO投資にも有利な状況が揃っている」(羽根氏)というのだ。
