かんち氏は「金利上昇局面」を過度に悲観していないという(日銀の植田和男・総裁/時事通信フォト)
日本銀行が進める金融政策の正常化で、金利の先高観が強まっている。金利が上昇すれば企業の資金調達コストが上がり、株価にブレーキがかかる――。そうした見通しに不安を抱く個人投資家も少なくない。一方で物価上昇は進み、預貯金の実質価値は目減りしていく。金利上昇とインフレという二つの要素が同時に進行する局面で、投資家はどう動くべきなのか。
今回は、優待株をひとつの軸に着実に資産を増やして10億円超を築いた投資歴40年以上の専業投資家・かんち氏に話を聞いた。同氏の保有銘柄は600超。そのうち350銘柄以上が優待株で、資産の約3割を占める。配当投資の達人として知られるかんち氏だが、年間約3000万円の配当収入に加え、優待は金額換算で約120万円分にのぼる。
「株式市況はまだいいと思っています」とかんち氏は、金利上昇局面を過度に悲観していない。ポイントは、名目金利と実質金利の差だという。
【プロフィール】
かんち/元消防士の専業投資家。投資歴は40年以上。長期分散投資を軸に、現在の保有銘柄数は600超。配当と株主優待を重視した「貯株」スタイルで資産を積み上げ、現在の資産は10億円を越える。年間の配当収入は約3000万円、株主優待は金額換算で年間約120万円分。短期売買に頼らず、高配当と優待を得ながら長期で保有できる銘柄を選好している。
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