新築マンションも増えている大阪上本町
不動産市場では価格の高騰が続いてきた一方、足元では売れ行きに変化も表われ、駅ごとに見ても明暗が分かれ始めている。下落の兆しを具体的に見ていくために、中古マンションの売れ行き悪化率ランキングを独自に作成。大阪版でワースト5位に入ったのが昨今人気を集める「大阪上本町」だ。
マネーポストWEBでは今回、不動産ビッグデータをAI解析するエステートテクノロジーズの協力で、売り出しから成約までの「販売日数」で示される売れ行きを駅ごとに算出。前年と比較し、販売期間が長期化した割合を「悪化率」として独自ランキングを作成した。
大阪の売れ行き悪化率ランキングで5位に入った大阪上本町について、大阪でタワーマンションの仲介を手掛けるTOWERZ取締役COOの芝崎健一氏は、ワースト10のほかの駅とは性質が異なるとみている。駅周辺には複数のタワーマンションが立ち並び、新たなタワーマンションの建設も予定されている。
「ワースト10では、5位の大阪上本町だけが別格ですね。人気エリアで、新築マンションが売れている。これから新築のタワマンができて盛り上がろうとしている。新築だけでなく、中古マンションにも伸びしろがあります。
ではなぜワースト5位にランクインしたのか。価格の高騰が要因だと考えられます。不動産価格の値上がり率を見ても、大阪上本町は前年比20%上昇し、その結果、マンションの売れ行きが落ちていると考えられます」
価格が上がっていない駅との違い
芝崎氏は、大阪上本町と、価格が前年を下回っているほかのワースト上位駅を分けて見る必要があると説明する。
