サイゼリヤはどう利益をあげているのか
サイゼリヤ(東証プライム・7581)の業績が好調だ。7月15日に発表した2026年8月期第3四半期決算(2025年9月~2026年5月)では、国内(単体)の営業利益が55億9200万円だった。前年同期の25億3400万円から2.2倍(120.7%増)に拡大した。連結営業利益は133億2700万円で、前年同期比25.6%増。食材などが高騰するなか、同社はどこで利益を生んだのか。そして、次の焦点はどこにあるのか。
価格改定を「視野に入れる」
国内(単体)の売上高は1498億100万円(前年同期比19.6%増)だった。営業利益は第3四半期累計の会社見通し56億円に対して99.9%と、わずかに届かなかった。
一方で単体の経常利益は117億円(70.3%増)、純利益は85億7400万円(65.3%増)と伸びが大きい。数字を押し上げたのは、本業の外で得た子会社からの配当収入とみられる。同社は4月の中間期決算短信で、個別の経常利益予想を引き上げた理由として、子会社からの配当額の見直しを挙げている。
連結では、営業利益が会社見通し比101.7%と計画を上回った。売上高2213億3200万円(17.5%増)、経常利益136億1000万円(24.9%増)、純利益87億300万円(11.8%増)も、それぞれ会社見通しを超えている。
松谷秀治社長は7月15日の決算会見で、消費者物価指数の動向を見ながら、今後の価格改定も「視野に入れる」と述べた。翌7月16日の株価はストップ高で配分され、前日比1000円高の6780円を付けた。同社が決算と同時に期末配当予想を30円から35円へ引き上げたことも買いを呼んだ一因だろう。
売上原価率は46.1%から47.5%へ1.4ポイント悪化したが、営業利益率は2.0%から3.7%に高まった。では、どのようにして原価のマイナスをプラスに転じさせたのか。
原価のマイナスを吸収したのは…
※本記事作成の一部に生成AIの技術を活用しています。
