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三菱UFJフィナンシャル・グループ「買いか、売りか」
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【三菱UFJフィナンシャル・グループ/注目銘柄の業績を読む】今期予想純利益11%増も「株価はすでに織り込み済み」とアナリストが分析する理由

2026年3月期は初の純利益2兆円台を記録(時事通信フォト)

2026年3月期は初の純利益2兆円台を記録(時事通信フォト)

 金利上昇などを背景に業績堅調なメガバンク。なかでも2026年3月期に初の「純利益2兆円台」を達成した三菱UFJフィナンシャル・グループには個人投資家からも熱い視線が注がれている。投資情報会社・フィスコ(チーフアナリスト・中村孝也氏)が最新の決算から注目ポイントを解説する。

業績は好調、今期も約11%の増益を目指す

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東証プライム・8306)の業績が好調です。2026年3月期の親会社株主に帰属する純利益は前期比30.3%増の2兆4272億円と、3期連続で過去最高を更新しました。東証基準ROEは11.3%となり、初めて11%を超えています。

 牽引役は、円金利上昇による預貸金収益の拡大、国内外の手数料収入の増加、そしてモルガン・スタンレーを中心とする持分法投資利益の伸びです。2027年3月期も親会社株主に帰属する純利益2兆7000億円(前期比約11%増)を目標に掲げ、年間配当は前期比10円増の96円を予定しています。

もはや「強烈な割安株」ではない

 ただし、株価はこうした業績改善をかなり織り込んだと考えられます。10月1日時点のPBRは1.78倍、会社予想の配当利回りは2.68%。前期の自社株買い5000億円を加えた総還元利回りでも3.9%程度、今期の決定済み分(1000億円)ベースでは約2.9%となっています。

 現状の数値でも十分に立派だが、メガバンク株がPBR0.4倍台、配当利回り4%超で放置されていた数年前と比べれば、もはや強烈な割安株とは言えません。PBRとROEから逆算すると、現在の株価は、資本コストを上回るROEが今後も持続することを前提にしていると読めます。

メガバンク間の違いも株価に織り込み済み

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