後出しで言われるのは…(写真:イメージマート)
職場の同僚同士の飲み会は親睦を深める機会にもなる。個人間でお金を送ることができる決済アプリの普及によって、その場で現金を集めなくとも、あとからスマホでの精算が可能になった。
なかでも、登録ユーザーが7500万人を超えているPayPayは、飲み会の精算などで利用されるケースも多い。一方、送金が便利になっても、請求額や請求方法に対する不満がなくなるわけではない。上司からの「あとからPayPayしておいて」に戸惑う、Z世代の若手社員たちに話を聞いた。
上司のおごりだと思ったら後日チャットで…
新卒社員の男性・Aさん(20代/埼玉県在住)は、同じチームを率いる40代の上司に誘われて飲み会に参加した際、会計をめぐって不満を感じたことがあると話す。
「新橋のちょっとおしゃれな個室居酒屋みたいなところに連れて行かれました。お店では上司がまとめて会計を済ませてくれたので、おごってくれたのかと思っていたんです。
ところが、あとからチャットに『今日は1人7000円、PayPayお願いします』と連絡が来ました。僕が最年少。合計がいくらだったのかも、こちらは知らされていないんですよ」(Aさん)
Aさんが引っかかったのは、7000円という負担の大きさに加え、参加したあとで金額を知らされたことだった。
「上司に誘われたから行ったのに、新卒でそんなに払わないといけないのか、と。合計額もわからないので、その7000円の根拠もわかりません。安くしてくれたのかもしれないけれど、逆に多めに取られたのかも……と疑心暗鬼になります。最初からその金額がかかるとわかっていたら、参加するかどうかも考えたと思います」(同前)
家族に不満を漏らしたところ、50代の母親からは「その場で確認すればよかったのでは」と指摘されたという。
「『その場で“割り勘ですか? 僕はいくらでしょうか?”と聞けばよかったんじゃない?』と母に言われましたね。でも、上司がレジで会計しているところに、こちらからは聞きづらいです。
僕からすると、上司がその場で『今日は俺が払うよ』とか、『じゃあ1人いくらくれる?』とか、伝えてくれればいいだけだと感じます。薄給の新人社員よりも、ずっと稼いでいる上司から、なんであとになって請求されるんだろう……という気持ちです。
とにかく、後出しで割り勘にするのは気に食わない。それなら上司じゃなくて友達と飲みに行きたかったですね」(同前)
