吉田みく「誰にだって言い分があります」

滅多に着ない「セレモニー服」の出費に頭を悩ませる主婦たち 「フリマアプリ活用」「同じ服を長く着る」などの工夫も

 猛勉強の末、タカコさんの子供たちは第一志望であった国立大学と公立高校に合格。家族全員で喜んだものの、同時にタカコさんは「お金」のことが頭をよぎったという。

「教科書代、制服代……。子供たちの合格を祝う一方、この春は一体どれくらいお金がかかるのかなと思ってしまいました。私が収入を増やせたらいいのですが、稼ぎすぎると、税金や社会保険料もかかってしまうので厳しくて……。贅沢をしてきたわけではないのですが、こんなに苦しい生活になるとは思っていませんでした」

 子供優先でお金を使っているため、タカコさんの身なりを整えるお金はほぼ0円だ。「中古であっても私のセレモニー服を買う余裕はありません」と話していた。「でも肩パットが入っていてデザイン的にも古さを感じるので買い換えたいのが本音」と苦笑する。

 セレモニー服選びの背景には、決して安いものではないからこそ、様々なエピソードがあるようだ。TPOに合わせた服装は大切だが、祝福する気持ちや笑顔を忘れずに参列するほうが大切かもしれない。(了)

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