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【直火式より安全・安心】LED式蝋燭ヒットの背景にある「若年層の供養離れ」と「高齢世帯の増加」

昔ならではの仏壇に直火式蝋燭を灯す供養のスタイルは、徐々に減っていっているという(イメージ)

昔ならではの仏壇に直火式蝋燭を灯す供養のスタイルは、徐々に減っていっているという(イメージ)

点灯してそのまま放置しても安全

 そうしたなかで注目を集めるようになったのが、LED式蝋燭だ。カメヤマの「いろはあかり」は、電池式。電源コードを使う必要はなく、スタイリッシュな見た目で、リモコンにより遠隔操作することもできる。

 ロウの部分には上品な花の絵柄が施されており、コンパクトサイズや無地のものも含めると全11種の展開。連続点灯時間は約150時間で、仏壇に手を合わせる間だけ点灯させると考えると、かなり長持ちする。

「電池で灯すLED式は、点灯してそのまま放置でも安全という気軽さや、複数の蝋燭を一つのリモコンで制御できることがメリットです。また、本物のロウを使ったリアルな質感と自然な炎のゆらぎを再現しています」

 利用者にとって、LEDのメリットは大きい。カメヤマ社の元には安全性を高く評価する声が多数届いているという。実際に購入した鹿児島県在住のKさん(50代・女性)は、80代の母にプレゼントした理由とそのメリットを明かす。

「近くに住んでいる母の家には、立派なお仏壇があり、母も大事にしています。でも、最近物忘れが多くなっているようで、蝋燭の火を消し忘れないか、いつも心配していたところへ、直火でない蝋燭を知り、これはいいなと購入。線香を上げる際は専用の着火器を使います。初めは『明かりがつけばいい』くらいに思っていましたが、ほのかな明かりが揺れる様子に、母も穏やかな気持ちになれるようです」(Kさん)

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