家計

“宵越しの銭は持たない”主義のオバ記者に経済コラムニスト「90才貯金ゼロを目指せばいいんです」

“66才で貯金30万円”のオバ記者ことライターの野原広子さんは、老後の不安にどう向き合っていくのか(撮影/楠聖子)

“66才で貯金30万円”のオバ記者ことライターの野原広子さんは、老後の不安にどう向き合っていくのか(撮影/楠聖子)

 お金に対する不安を抱えている高齢者は多い。本誌・女性セブンで「いつも心にさざ波を!」を連載中のオバ記者ことライターの野原広子さん(66才)もそのひとりだ。「宵越しの銭は持たない」主義で現在の貯金は30万円……。そんな悩みを経済コラムニストの大江英樹さんに吐き出す対談の後編。

 大江さんはオバ記者に「貯金がなくても健康で、仕事と仲間がいれば不安に思うことなんてないんです。そして、そういうお金以外の“財産”を駆使して、できるだけ長く働くことが大切なんです」と語ったが、その真意は?【前後編の後編。前編から読む

お金は貯めずに使って回してこそ生きる

大江:もう少し言うと、貯金がゼロでもいい、というのは、必要なお金だけあればいい、という意味ですよ。お金は使い切れないほど貯め込むのではなくて、使って社会に循環させてこそ価値を発揮します。

 19世紀ロシアの文豪トルストイも《富は糞尿と同じく、それが貯蓄されているときには悪臭を放ち、散布されるときは土を肥やす》という言葉を残しています。お金は貯め込んでいるだけなら何の価値もありませんが、使ってばらまけば世の中が豊かになります。

野原:稼いだ分は、使い切れと。

大江:そう。生きるためにある程度の貯蓄は必要ですが、基本、お金は“回す”のが正しい使い方。“回す”とは、消費したり、投資したり、寄付したりすることです。

 ちなみに、野原さんのような自営業者は、稼いだお金の一部をiDeCoや小規模企業共済などに入れておくといいですよ。非課税なので。これも回して使うことにつながりますし。

野原:私は20年ほどギャンブル依存症に悩んだんだけれど、それは“回す”ことにはならない?

大江:そうね、それは病気だから治さないと(笑い)。

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