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ライフ

66才オバ記者が大谷翔平にならって作成した「マンダラチャート」 “豊かな老後”のゴールに向けて設定する8つの要素

オバ記者こと野原広子さんが老後を見据えたマンダラチャートづくりに挑戦(イラスト/腹肉ツヤ子)

オバ記者こと野原広子さんが老後を見据えたマンダラチャートづくりに挑戦(イラスト/腹肉ツヤ子)

「夏休みの宿題、どこまでやったのッ」──8月の終わり、日本中の母親がそう叫んだに違いない。青い顔をした子供たちはあわてて机に向かうも、時すでに遅し……。そんな9月を迎えた親子2代の読者諸姉に告ぐ。さあさあ、気持ちを切り替えて、やり直そうよ! 地道に逆転を目指すには「大谷翔平のマンダラチャート」がある! 女性セブンの名物ライター“オバ記者”こと、野原広子さん(66才)が、豊かな老後を見据えたマンダラチャートづくりに挑戦した。【前後編の前編。後編を読む

【マンダラチャート】
 仏教の一流派・密教で用いられている「曼荼羅図」(まんだらず)をヒントに作られたのが「マンダラチャート」。中心部の9マスが基本となる。真ん中のマスに「強い目標」や「夢」をまず書き込む。次にそれを達成するために必要と思われる要素を考えて、周りの8マスに書く。8項目それぞれを中心とした9マスがさらに外に拡がっているので、これらにも書き込んで81マスを書き上げる。(*「マンダラチャート」は一般社団法人マンダラチャート協会の登録商標です)

 * * *
 それにしても、まさか66才の私が、息子ほど年の離れた大谷翔平選手(29才)から生き方を教わるなんて、世の中面白いよねぇ。

 彼が母校・花巻東高校(岩手県)の野球部監督に言われて「目標達成シート」、いわゆる「マンダラチャート」を作ったのが高校1年生のとき。

 オバが目を見張ったのは、当時から彼は「運」と「人間性」を磨くことの重要性をわかっていたってことよ。そして彼はそのときに書いたことすべてを、一つひとつ地に足をつけて着実に実行していったのよね。夏休みの宿題でも期末試験でもスケジュールを立てただけで大満足して、そのうちの2割も実行できなかった私となんたる違い……。

 そこで! そんな過去を反省しつつ、私も「マンダラチャート」を作ってみることにしました。わが人生後半に逆転ホームランを放つべく、今度こそは計画倒れにしないぞと心に決めて。

最終目標は「豊かな老後」

 まずは、81マスの真ん中に最終目標を書くわけだけど……都心のマンションでひとり暮らしをしている私の目標はやっぱり「豊かな老後」。

「いやいや、66才になって前期高齢者の仲間入りしたあなたが何寝ぼけたことを言ってんのよ?」という声が聞こえてきそうなのは重々承知だけど、何ごともドタンバに追い詰められてから気合を入れてしのいできた私。

 てか、思い立ったが吉日で、いまからできることをいまからしようとして何が悪い?とも思うわけよ。

 で、私なりの「豊かな老後」のために何が必要かを考えて思いついた要素が次の8つ。「健康」「ダイエット」「終活」「人間関係」「運」「お金」「IT化」「断捨離」。

 この8つそれぞれを実現するのに必要なことを、さらに8つずつ書き出すわけだけど、これが思ったより大変なのよね。3つ4つはすぐに書けるけど、全部のマスを埋めるには、腰を落としてじっくり考えなきゃいけない。なるほど、この過程で自分の“いま”と“未来”を冷静に見つめられるということなのね。そしてできあがったのが、オバ流チャートです。

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