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電気圧力鍋を使いこなせなかった人たちの想定外 「意外に時間がかかる」「味見できない」「煮込みばかり作らない」

うまく活用すれば「あんこ」も作れる

うまく活用すれば「あんこ」も作れる

そんなにしょっちゅう煮込みを作らない

 スーパーでパート勤務の40代女性・Bさんも、かつて電気圧力鍋の愛用者だった。「炊飯器としても使えますが、作るものはおかずかごはん、どちらかにしておくべき」と言う。

「ご飯も炊けるから、炊飯器を買わずに済んで便利かもと思ったのですが、カレーや魚料理など、においが強いメニューを作ると、パッキンににおいが残りやすい。炊飯する時ににおいが移ってしまい、気になりました。あくまでご飯『も』炊ける調理家電であって、日常的に使うのは難しいかなと」

 それだけではない。自分が求めていたものとは「別物」であることもわかってきた。

「朝出かける時に材料を入れて、帰ったら食事ができているイメージでしたが、予約調理ができるメニューは少ない。これならもっとお金を出して自動調理器を買えばよかったと思いました。買った当初は物珍しさであれこれ作りましたが、最近はすっかり出番が減っています。そんなにしょっちゅう煮込みばかりを作るわけでもありませんしね……。

 忙しい現代人のアイテムというイメージでしたが、家族が多い家庭とか、時間に余裕のあるスローライフの人にこそ向いているのかもしれません」(Bさん)

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