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中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

骨折で入院した時の「食」と「娯楽」をどう充実させるか? 50歳編集者が病室に持ち込んで重宝したもの

左腕がポッキリ折れて手術入院した筆者

左腕がポッキリ折れて手術入院した筆者

 どれだけ気をつけていても、思わぬケガをして入院する羽目になることはある。10月13日に転倒して左腕の上腕を骨折したネットニュース編集者の中川淳一郎氏(50)は、同日ギプスで固定するなどの処置を施されたうえで、10月19日に入院、10月20日に手術を行った。そこから10月27日まで8泊9日の入院を経験。中川氏は入院中のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を高めるため、「食」と「娯楽」に関していくつかのものを持ち込み、「お陰で入院生活も快適に過ごせた」と振り返る。

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 今回私は生まれて初めての入院でした。まさか自分が骨折して入院するとは……といった驚きがありましたが、こればかりは仕方がない。幸い右手だけでもタイピングはできる状況だったので、入院中もパソコンを持ち込んで仕事をしていました。

 とはいえ、入院中はどこにも行けないわけですから、「食」と「娯楽」をどうするかが重要になります。この2つを充実させるために必要なものについて書いてみます。私の場合、内臓の疾患ではなく外科手術なので、そこまで厳格な食事管理は必要なかった。

 病院食はとにかく塩分が薄く、スパイス的刺激が足りないであろうことは予想がついていたので、前もって「ふりかけバラエティパック」「塩」「醤油の小瓶」「カイエンペッパーの粉末」「明太子のチューブ」「鮭フレーク」「海苔の佃煮」「漬物」「なめたけ瓶詰」を持ち込みました。

入院中に助けられた調味料の数々

入院中に助けられた調味料の数々

 これらにより、薄い味付けの食事を普段、家で食べるような塩分の食事にすることができました。本当にコレらには助けられました。なお、私は4人部屋に入院したのですが、小型の冷蔵庫も完備されており、瓶詰はその中に入れておきました。とある日に病院から出た朝食は「白飯」「オクラの出汁和え」「キュウリとカニカマの酢和え」「キノコの味噌汁」「牛乳」という、私の普段の生活からすれば、蛋白質が圧倒的に足りない食事でした。この時は鮭フレークにかなり助けられました。

 あと、入院すると酒が飲めないため、その代替品となるのが甘いものです。私の場合骨折だったため、左手が不自由でした。そこで持ち込んだのが「こんにゃくゼリー」と「シャインマスカット」です。特にシャインマスカットが素晴らしかった! 片手だと包丁が使えないから梨の皮を剥くことはできませんし、手でミカンの皮や巨峰の皮を剥くのさえかなりキツい。そんな時、皮ごと食べられるシャインマスカットは重宝しました。冬と春であれば、イチゴもいいでしょう。とにかく入院中の食に関しては、ラクできるものがいいです。

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