投資

【ドル円週間見通し】ドルは下げ渋りか 株高に振れれば日米金利差がドルを支える

・11月27日-12月1日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(米)11月CB消費者信頼感指数 28日(火)日本時間29日午前0時発表予定
・予想は101.0
 参考となる10月実績は102.6で9月実績を下回った。インフレや金利上昇、政局を巡る懸念が根強いことが悪化の要因。11月については金利上昇や政治情勢の悪化などの影響が残されており、信頼感指数は低下する可能性がある。

○(米)7-9月期GDP改定値 29日(水)午後10時30分発表予定
・予想は前期比年率+5.0%
 参考となる速報値は前期比年率+4.9%で成長率は4-6月期実績を大幅に上回った。個人消費と住宅投資がまずまず好調だった。改定値では下方修正される項目は少ないとみられており、速報値と同水準か若干上回る可能性がある。

○(欧)11月ユーロ圏消費者物価コア指数 30日(木)午後7時発表予定
・10月実績は前年比+4.2%
 参考となる10月実績は前年比+4.2%。サービス価格の上昇が目立ったが、コアインフレ率は鈍化傾向。11月もこの状況は変わらないと予想されており、コアインフレ率は10月実績をやや下回る可能性がある。

○(米)10月コアPCE価格指数 30日(木)午後10時30分発表予定
・予想は前年比+3.5%
 参考となる9月実績は前年比+3.7%で上昇率は8月実績を下回った。住宅関連を除くコア指数の上昇率は鈍化しており、この状態はしばらく変わらないため、10月のコア価格指数の上昇率は9月実績を下回る可能性が高い。

○その他の主な経済指標の発表予定
・11月27日(月):(米)10月新築住宅販売件数
・11月29日(水):(NZ)NZ準備銀行政策金利発表、(独)11月CPI
・11月30日(木):(日)10月鉱工業生産指数、(欧)10月ユーロ圏失業率
・12月1日(金):(日)10月失業率、(米)11月ISM製造業景況指数

【予想レンジ】
・147円50銭-151円50銭

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。