閉じる ×
投資

【新NISA】初心者は「つみたて投資枠」での毎月積立が大原則 「成長投資枠」と併用する場合の銘柄選びのポイントは

投資初心者は少しずつ積み立てていくのが安心(イメージ)

投資初心者は少しずつ積み立てていくのが安心(イメージ)

 2024年1月から新NISA(少額投資非課税制度)がスタートする。非課税期間の無期限化、生涯投資枠の大幅拡大など、投資家にとってはうれしい制度改正となっている。新NISAのスタートに合わせて、口座を開こうとする人も多いだろうが、運用を始める前に知っておきたいポイントがある。

 まず、元手が大きいほど利益も大きくなるため、できるだけ早く始めて長期間運用するのがコツだ。

 もし余裕があれば、2024年1月を待たずに、現行のつみたてNISAの40万円分の非課税枠を、年末までに使い切る方がいい。現行のつみたてNISAは新NISAとは別枠になるので、元手を40万円分増やすことができる。マネーコンサルタントの頼藤太希さんが解説する。

「楽天証券やSBI証券などは、11月中旬から新NISAの設定ができるようになっています。年内に40万円を投資するつもりがなくても、1月にすぐ始めたいなら、早めの口座開設と設定をおすすめします」

 とはいえ、前のめりになりすぎるのは考えもの。一気に投じるのは、たとえ余裕があっても「2023年分の40万円」だけにしておこう。手元のお金をすべて投資してしまっては、下落した際、生活が立ちゆかなくなる恐れがある。

 家計再生コンサルタントの横山光昭さんは「生活防衛費」として「月収の7.5か月分」を預貯金として確保してから投資を始めることをすすめる。

「生活防衛費が確保できていれば、月収の15%ほどのお金を投資に回すのがいいでしょう。月収30万円なら4万5000円、20万円なら3万円が目安です」(横山さん)

次のページ:成長投資枠を活用する際の注意点

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。