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高齢者にのしかかる「孫コスト」の負担を軽減する方法 「予算を決める」「使いどころを考える」「上手に断る勇気」

祖父母への“サポート依頼”は幅広い

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断る勇気が健康を守る

 子供から孫のことを頼まれても、上手に断る勇気が自分の健康と未来を守る。精神科医の樺沢紫苑さんはこう話す。

「やんわりと“疲れがとれない”“動くと膝が痛い”など体調を理由に断るのがいいでしょう。ただ断るのではなく“再来週にしてほしい”などと期間を延ばして自然と距離を置くのもひとつの手です」

 知識をつけて身を守ることも重要だ。NPO法人「孫育て・ニッポン」理事長で、産前・産後アドバイザーの棒田明子さんが解説する。

「子供の一時預かりサービスのある自治体や、ベビーシッターの補助金が出る企業もあります。困ったら行政の窓口に相談するのもいいでしょう。“自分しか助けてあげられない”という考えを捨て、制度で補えることを知っておくのも自分の老後を守るために必要です」

 孫がかわいいと思えなくなる前に、自分にとって“最適な孫コスト”を見極めよう。

※女性セブン2024年1月1日号

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