家計

細野真宏氏が解説する「老後2000万円問題」の誤解 最新調査で計算すると「800万円で十分」、平均的な収入の会社員なら「平均的な老後の暮らし」が可能

2018年の平均退職金

2018年の平均退職金

細野氏:いや、これは、そこまで単純な話でもないんだ。まず、「退職金がある家計」も少なくないよね。

 例えば日本の場合だと、社員が30人以上の会社では大まかに8割の会社で「退職金」の制度があるんだよ。

 これは、『家計ノート』の「金額コラム」の『大卒サラリーマンの「定年退職金」の平均額は?』にもあるように、多くの大卒の場合だと退職金の時点で大まかに2000万円くらいが一気に入るんだ【※ただし、「退職所得控除」という特別な仕組みがあるなど通常の給料より税金は安くなるが、税金で金額が減る点は注意したい】。

コロ:へ~、高校卒の場合でも1500万円は余裕で超えているし、大学卒の場合は、退職金で約2000万円になるのか。あっ、ということはそこまで頑張って貯金しなくても大丈夫ってことなのかな?

細野氏:そうとも言えるね。ただ、あくまで会社員だった人が、「平均的な収入」で、「平均的な老後の暮らし」ができる、という話だけどね。

コロ:なるほど、確かに人生はいつどんな生活になるかわからない怖さがあるよね。例えば、急に大きなお金が必要になることも。だから、ある程度は“ゆとりのある生活”ができるようにしておきたいね」

細野氏:そうだね。それに退職金が無い世帯もあるわけだし、普段からお金の管理はキチンとしておくと、いざという時にあわてないで済むね。

第2回に続く

【プロフィール】
細野真宏/経済ニュースをわかりやすく解説した“細野経済シリーズ”が、経済本で日本初のミリオンセラーとなり、ビジネス書のベストセラーランキングで「123週ベスト10入り」を記録。首相直轄の「社会保障国民会議」などの委員も務め、『家計ノート』が発売以来14年連続で完売するなど家計管理のプロとしても活躍。シリーズ最新刊は『細野真宏のつけるだけで「節約力」がアップする家計ノート2024』。

※女性セブン2024年1月1日号

家計のカリスマ講師・細野真宏さんがわかりやすく解説

家計のカリスマ講師・細野真宏さんがわかりやすく解説

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