吉田みく「誰にだって言い分があります」

【キャンプ離れは本当か?】昨年デビューした主婦キャンパーのリアル 安くグッズ調達する工夫と新たな悩み「荷物の置き場が…」

雪中キャンプは得難い体験だが、冬の装備ならではの悩みが…(写真はイメージ)

雪中キャンプは得難い体験だが、冬の装備ならではの悩みが…(写真はイメージ)

 その体験をきっかけにキャンプ用品をチェックしはじめたアヤさん。フリマアプリを物色し、テントやタープといった大物グッズから、ランタンなどのキャンプ小物を総額5万円ほどで買うことができたそうだ。

「フリマアプリには数回しか使われていないキャンプ用品が多数出品されていました。アウトドアで使うものだけに傷があるものも多かったのですが、定価の半額ほどだったので金額に惹かれて購入。よく知らずに買った後、有名キャンプメーカーの品物だと知った時は、よりお得感が強くなりました」

「雪キャンプは貴重な体験です」

「ネットでキャンプ情報をチェックして買い足したものの、あれもこれも……となるとお金がいくらあっても足りなくなってしまうことに気付きました。続けるには、安く賢くグッズを揃えることが必須。先輩キャンパーから『費用を抑えるには100円ショップがいい』と聞き、着火剤や収納ケース、調理器具などを買いました。寝具はコスパ重視のメーカーで購入しています」

 今冬だけで泊まりキャンプには3回行っており、行けば行くほど魅力を感じているという。「雪キャンプは寒いですが、この時期にしかできない貴重な体験です」と話していた。

 そんなアヤさんだが、最近ある悩みも出てきているそうだ。

「買い揃えたキャンプ用品の収納場所に困っています。特に冬の装備はかさばるので我が家の収納スペースだけでは足らず、常に車の3列目に載せっぱなし。広々とした7人乗りのはずが、座るスペースが限られる圧迫された車内になってしまいました」

 夫と話し合い、コンパクトに収納できる椅子に買い替えたり、薪や炭などはストックせずに都度購入するなど工夫したが、それでも十分なスペースが取れず、現在はアヤさんの実家の空き部屋に置かせてもらっているという。

「両親からは『実家を物置にしないでほしい』と注意されましたが、コンパクトなアウトドア用品に買い替えるのもお金が掛かりますし……。もしかしたら他の人も、私のような事情があってフリマアプリに出品したり、中古ショップに持ち込んでいるのかもしれません。使わなくなったとはいえ、ママ友が私に喜んで譲ってくれた理由も、今となってはよくわかります」

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