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名著『ほったらかし投資術』刊行から14年でたどり着いた最終結論 リスク分散力抜群の「オルカン」1本でいい

超シンプル!山崎流「ほったらかし投資」のやり方

超シンプル!山崎流「ほったらかし投資」のやり方

 買い方としては、退職金などのまとまった資金があれば一括で投資してできるだけ長い期間保有することが望ましいが、あまり余裕がなければ積み立てていくかたちでもいいという。

 3月19日には日銀がマイナス金利解除に踏み切り、メガバンクなどは普通預金金利をこれまでの0.001%から0.02%へと20倍に引き上げる見込みだ。“金利が上がるなら銀行預金でもいいか”と考える人もいるかもしれないが、『ほったらかし投資術』のなかで無リスク資産の投資先として推奨される個人向け国債(変動金利型10年満期)は、「マイナス金利解除で金利の上昇が期待される局面にも強い」と水瀬氏は言う。

 信用力でいえば銀行よりも日本政府が発行する国債のほうが高く、最低金利は年0.05%と普通預金の金利より高い。

 マイナス金利解除でこの先金利が上昇していけば、それに伴って国債の価格が下落するリスクはある。しかし、「私たちが推奨してきた変動金利型は、金利が上昇しても国債価格は下がらずに元本保証される。定期預金みたいなもの」(水瀬氏)だという。

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