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【遺伝か環境か】一卵性双生児のお笑いコンビ「ダイタク」が語る双子の不思議 性格も食べ物の好き嫌いも一緒なのに兄だけが「通風」に

遺伝が心理的特徴に影響を与える割合。パーソナリティ、能力、社会行動などへの影響度(その1)

遺伝が心理的特徴に影響を与える割合。パーソナリティ、能力、社会行動などへの影響度(その1)

一卵性双生児のお笑いコンビのケース

「ぼくらが離れて暮らしていたのは大学の4年間だけ。ほぼ同じ環境で育ったので好きな食べ物が一緒なのはわかりますが、嫌いな食べ物まで全部一緒で、2人ともレーズンが食べられません。不思議ですよね」

 そう語るのは、お笑いコンビ・ダイタクの吉本大。一卵性双生児の弟・吉本拓とは似ているところだらけだと言う。

「基本的に趣味や嗜好は一緒ですね。賭け事やお酒が好きなのも2人一緒で、運動能力も差がない。身長や体重もほぼ一緒で、自分は太ったけど大差はありません。“この人ちょっと生理的に無理だな”と思う人も共通するんです」(大)

 拓もこう語る。

「お互いがどんなことを考えているかもわかります。双子あるあるですが、“あっちはこういう考え方をするだろうから、ぼくはまったく違う考え方をしてみよう”とあえて意識することもあります」

 写し鏡のような2人だが、唯一勉強の取り組み方には異なる面があるという。

「ぼくはどちらかというと理解するまで理屈で考えたいけど、拓は感覚的で“わからなければ、それでいいや”という感じ。もしかしたら、違うというよりもお互いに補い合っているのかもしれませんけどね」(大)

 また、2人とも昔からほぼ病気やけがをしたことがなく体質も“ほぼ同じ”というが、最近、大は痛風になったという。

「ほとんど同一の遺伝子情報を持っているので、片方だけ痛風になるのは環境が影響していると思います」(拓)

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