「学歴モンスター」として、“ヒール役”のふーみん氏
――その“差”は、何をもって判断されるのでしょうか。
ふーみん:いろいろな考え方があると思いますが、学歴って、ある種“高校卒業までの18年間でどれだけ努力できたか”を示すものなんですよね。決まった時間内での処理能力や、どれだけ頑張れるかということの“証明”でもあります。
そして仕事は、タイムリミット内で極力いい結果を出すことの連続です。そうすると、学歴が「いい」人のほうがパフォーマンス能力が高い可能性が大きい、と企業は判断するわけです。
びーやま:人気企業ともなると何百人、何千人と応募が来るなかで、全員面接するわけにはいかない。そのわかりやすい指標になるのが学歴なんですよね。
―― 一方で、偏差値の低い大学だと、2割ぐらい中退する、というデータが出ています。「大卒」というカードを手に入れる前に辞めてしまう人がいるのはなぜでしょう。
びーやま:まず勉強ができてない時点で継続力がない。さらにいえば、いわゆるボーダーフリー大学、通称「Fラン」って別に卒業する必要ないんですよね。Fラン卒=勉強できないっていうレッテルを貼られるぐらいなら、いっそ高卒の方がいい。むしろ専門学校に入ってスキルをつけた方が価値が高い。
結局大学は就活なり、いい社会人生活を送るための「投資」。それに当てはまらないのがFランです。