kenmo氏の著書『5年で1億貯める株式投資』
時価総額が100億円に達しない企業が買収や合併のためのTOB(株式公開買付け)の対象となり、株式を保有しておけば高値で売れる可能性もあるとkenmo氏は見る。
「さらに投資家側の心理としても、トランプ関税の影響を強く受ける輸出産業などの銘柄は買いにくい傾向が生まれています。一時的にリスクオフしてキャッシュポジションを多めに持っている投資家も多いでしょうし、円高に振れていく流れも想定される。そうした状況を鑑みると、内需を担う中小型株にお金が回っていくと考えられるのです」
株式投資を始めて以降、「新高値ブレイク投資法」や「株主優待需給投資」「決算モメンタム投資」など状況に応じて様々な投資法で「5年で1億」を実現したというkenmo氏は、資産が約3億円に達した現在も新たなスタイルを模索している。
そんなkenmo氏は内需系の中小型株のなかでも具体的にどのような銘柄に注目しているのか。別記事『《資産約3億円のkenmo氏が厳選した内需系グロース株5銘柄》AIコンサル、業務自動化システム、英語学習支援…資金を投じたいと考える理由とともに詳しく解説』で紹介していく。
【PROFILE】
kenmo(湘南投資勉強会)/1982年愛知県生まれ。大阪大学大学院情報科学研究科修了後、東証一部(現・東証プライム)上場のメーカーに研究員として就職。2011年に元手300万円から株式投資を始め、追加資金の投入なしに、会社員を続けながらわずか5年で資産1億円を達成。現在は、約3億円を運用している。2018年個人投資家同士の情報交換を目的とした「湘南投資勉強会」を設立。2023年に15年間勤めた会社を辞め、IR支援や企業コンサルティングの法人を設立。著書『5年で1億貯める株式投資』(ダイヤモンド社刊)がベストセラーに。