投資においては資金管理が重要(写真:イメージマート)
老後資金を確保しようと思っても、物価高や値上げでなかなか貯蓄もできない。それならばいっそ「投資」で、お金に自ら働いて増えてもらうのもひとつの手。投資で巨額の富をゲットした元・普通のサラリーマンや主婦から、老後資金への最短距離を学んでみよう。
長期間株価が低いままの銘柄に注目
投資を始めるまではごく普通のサラリーマンでボーナスを貯めた300万円を元手に個別株に投資し、2年で3000万円、5年で1億円を達成したのは、個人投資家のkenmoさんだ。そんなkenmoさんが1億円を手にした方法のうち、初心者がいちばん手掛けやすいのが「新高値ブレイク投資法」だ。kenmoさんは、最初の300万円の全額をこの方法でメガネメーカーの「JINS」に投資し、わずか1か月で約760万円に増やすことに成功した。
「簡単に言えば、長期間株価が低いままの銘柄に注目し、それが高値をつけ始めたタイミングで買い、より高くなったところで売る手法です。
銘柄選びは、『株探(かぶたん)』などのサイトで『過去52週』で新高値をつけた銘柄をピックアップ。その中から株価上昇の理由に自分が納得できるもの、その企業の商品やサービスが好きになれるものを探しましょう。
その時点で株価が上がりきっていてはそれ以上の上昇が期待しにくいので、“過去2、3年で株価5倍”となっているような銘柄は除外してください。また、初心者のうちは赤字の企業は買わない方が無難でしょう」(kenmoさん)