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投資

資産8億円超の元消防士かんちさんが考える、高配当株で「狙いたい銘柄」と「避けたい銘柄」の違い 同じ減益予想の企業でも判断が分かれるポイントを解説

年間の配当金は2000万円を超えるという元消防士・かんち氏

年間の配当金は2000万円を超えるという元消防士・かんち氏

 トランプ関税ショックや中東情勢の悪化などで世界経済の不透明感が高まるなか、日本企業にも不安が広がっている。先行きが見通せない状況は業績予想にも反映され、上場企業の今期(2026年3月期)の純利益は6年ぶりに減益になる見通しだと伝えられている。

 しかし、企業が株主還元を強める姿勢は変わらず、配当を増額(増配)する方針が数多く打ち出されている。資産8億円超の億り人として知られる元消防士のかんちさんは「高配当の株を選別できれば、失敗はしないと考えます」(以下、「」内のコメントはかんちさん)と強調する。年間で2000万円以上の配当金収入があるという高配当株投資の達人に、銘柄選びのポイントを聞いた。

 かんちさんのポートフォリオは高配当株中心。金額ベースで「高配当株5、優待株3、成長株2」の割合になっている。49歳の時に株式投資で資産2億円を築いたことで早期退職し、その後は生活費を株の配当金と株主優待でまかなう生活をしているという。

「投資初心者にとって高配当株投資はシンプルでわかりやすく、実践しやすいと思います。大きな値上がりを狙う成長株より、安定してもらえる配当金を重視したほうが着実に資産形成できると考えています。高配当株は株価が上がらなくても配当金を受け取れれば生活にプラストなります。私は早期退職後、年間に受け取る配当金が800万円、1000万円と増え、現在は2000万円を超えています。配当金のうち1500万円を生活費に回し、500万円を再投資に回しています。

 高配当株投資は生活費をまかなえるほかに、再投資に回せるという選択肢が生まれるメリットもあります。高配当株が増配になると、さらに株価も上昇します。ここ数年は、配当金を減らさず、利益成長に応じて増やしていく累進配当の銘柄が多くあり、高配当株投資の環境は良いと思います」

次のページ:高配当で狙いたい銘柄、避けたい銘柄

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