日米など世界の高配当株・増配株に長期投資して資産2.1億円を築き、新刊『時をかける貯金ゼロおじさん 35年前に戻った僕が投資でゆっくり「億り人」になる話』(KADOKAWA)が話題の“億り人”投資家・おけいどん(桶井道)氏は、「米国株の株価上昇力は希望の星」と語り、「コア投資(守りの資産・投資)」よりも高いリターンを狙う「サテライト投資(攻めの資産・投資)」として米国株は有望と指摘する。サテライト投資の戦略、注目する成長株3銘柄について、おけいどん氏が解説する。
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おけいどん氏が注目する米国の成長期待銘柄とは(イラスト:西田ヒロコ)
サテライト投資はコア投資よりも高いリターンを求める
「コア・サテライト戦略」とは、一部で積極的な投資スタイルを取りながらも全体では安定的に運用する方法として、投資資金を「守りの資産(投資)」であるコア(中核)と、「攻めの資産(投資)」であるサテライト(衛星)に分ける投資戦略です。
私の新刊『時をかける貯金ゼロおじさん 35年前に戻った僕が投資でゆっくり「億り人」になる話』では、年率5%の複利運用を目指すことをメインで伝えました。
コア投資は、長期では安定的なリターンを期待できる商品を対象にします。私は基本的に、年率5%の複利運用が期待できる商品をコア投資の対象にお勧めしています。サテライト投資は、コア投資よりもリスクを取ることで高いリターンを求める商品を対象にします。
より高いリターンを目指す手法「サテライト投資」の対象として、私は米国株に注目しています。
米国の企業は、イノベーションを起こして最先端の製品をつくったり、強力なブランド力を有したりで、世界で稼ぐ力を持っているからです。