閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
ライフ
パチンコ・パチスロ業界の“攻略法”事情

《パチンコ・パチスロ“攻略法”事情》「簡単な手順で大当たりを引ける」といった類いの攻略法は「すべて偽物」と考えられる理由 注意すべきは“個人発信の情報”の信頼度

怪しげな“攻略法広告”の実態とは

 そもそも昨今のパチンコ・パチスロでは、“攻略法”と呼ばれるものは、皆無に等しいという。

「実際に1990年代半ば頃までは、“攻略法”と呼ばれるものが存在したのは事実です。多くは、出玉システムのバグ、プログラムミスを利用した“キズネタ”と呼ばれるタイプの攻略法で、発覚直後に全国のホールでその機種のシマが封鎖されるというパターンがほとんど。そうした失敗を重ねていく中で、メーカー側のプログラムミスも減少し、今ではほとんどありません。だからこそ、今回の『L荒野のコトブキ飛行隊』はかなりレアなケースでした。

 またかつては、違法に改造した“裏モノ”と呼ばれる機種を対象にした攻略法もありましたが、昨今は裏モノ自体が激減しています。現状では、攻略法と呼べるものはまったくないといっても過言ではないでしょう」

 古くは一部のパチンコ・パチスロ雑誌に怪しげな攻略法の広告が掲載されていた時期もあった。当時、パチンコ雑誌に関わっていた編集プロダクション関係者はこう話す。

「はっきり言ってしまうと、当時広告を出していた攻略法はすべてガセネタでしたよ。適当に作った手順を“攻略法”として販売していましたからね……。たとえば、パチンコであれば“○○××の手順を実行した後、50回転以内に大当たりが当たる”みたいな攻略法なんですが、50回転くらい回せば、たしかに大当たりを引くこともある。たまたま自分の“引き”で当たっただけなのに、攻略法で当たったかのように見せるという感じです」

 パチンコ・パチスロの攻略法商法では、詐欺容疑で逮捕されるケースもある。前述の藤井氏はこう話す。

「逮捕者が出るなどして、“攻略法”は詐欺であることが広く知れ渡るとともに、パチンコ・パチスロ業界全体が詐欺撲滅に向けて動いたこともあり、一般メディアにおける攻略法の広告はほとんどなくなっています。“簡単な手順で大当たりを引ける”といった類いの攻略法は、すべて偽物だと考えるべきでしょう」(以下同)

次のページ:個人が発信する攻略情報の信頼度

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。