まつのすけ氏注目の銘柄とは(写真:イメージマート)
株式市場において急落はつきものだ。2025年にも「トランプショック」が世界の株式市場を揺るがしたのは記憶に新しい。米国株、日本株ともに急落し、個人投資家の間には警戒感が広がった。しかし、そうした混乱があっても、資産を大きく積み上げている投資家がいる。元手40万円から投資を始め、33歳で億り人となり、現在の資産は24億円超に達する個人投資家・まつのすけ氏だ。短期的な急落をどう受け止め、なぜなお強気でいられるのか。2026年以降の相場観と、その分析を紹介する
会社員として働きながら株式投資を始めたまつのすけ氏は、相場の経験則を重視する「アノマリー投資」などを取り入れ、着実に資産を増やしてきた。33歳で資産1億円を突破し、その後も投資と起業を両立させながら規模を拡大している。
もっとも、ここまでの道のりは平坦ではなかったという。2025年は、トランプショックによる株価急落や、TOB(株式公開買い付け)に絡む判断ミスによって、合計で約3億円の損失を被ったという。それでも現在の資産は24億円を超え過去最高水準にある。
「短期的には大きなマイナスもありましたが、その後の相場回復と持ち株の上昇で取り戻せました。2025年は結果的に、年間で10億円以上のプラスになっています」(以下、「」内コメントはまつのすけさん)
「AIブームのピークはまだ先」
市場では「AIバブルはすでにピークではないか」という声も根強い。だが、まつのすけ氏の見方は明確に異なる。同氏は現在のAI相場を「三段跳び」にたとえ、2026年はホップからステップにかけての段階であり、本格的なピークは2027年になると見ている。
その根拠として挙げるのが、ITバブルとの比較だ。1990年代後半、象徴的な銘柄だったシスコ・システムズは、ピークに至るまでに何度も10~40%程度の調整を挟みながらも上昇トレンドを維持していた。
「バブルというと一直線に上がるイメージを持たれがちですが、実際は違います。上がっては下がり、また上がる。その途中で『終わった』と言われる局面が何度もある。AI相場も同じだと思っています」
まつのすけ氏がAIバブルは終わらないと考える背景には、技術の進化がすでに実体経済へと波及し始めている点がある。AIの活用は研究段階を超え、自動運転や創薬、人型ロボットといった分野で具体的に活用されつつある。
「AIのクオリティは、1年前と比べても格段に上がっています。自動運転や創薬、人型ロボットの進化が進めば、AI関連銘柄にとっては非常にポジティブなインパクトになるでしょう」
社会実装が進むことで、AI関連銘柄の成長は期待先行ではなく、実体を伴ったものになっていくという指摘だ。
下落をチャンスに
2026年の株式市場について、まつのすけ氏は「基本は上昇基調」と見ている。ただし、その道のりは平坦ではないという。地政学リスクや政治イベント、金融政策の変化などをきっかけに、株価が短期的に大きく下げる場面は何度も訪れると想定する。それでも、1年単位で見れば、日経平均や米国主要指数は上昇している可能性が高いという。
「年に何回か、5~15%程度の調整はあると思います。ただ、そのたびに相場が終わったと考える必要はありません。むしろ、そうした局面こそが投資のチャンスになります」
2026年は米国の中間選挙が実施される年でもあり、相場の変動性が高まりやすい。その点も含め、「下がったところを拾う」姿勢が重要になると語る。
では、まつのすけ氏は2026年、どのような銘柄に注目しているのか。AIを含む複数のテーマから選んだ、日本株&米国株の具体的な銘柄を教えてもらった。
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